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zoom RSS 「悲愴」について

<<   作成日時 : 2005/02/10 21:39   >>

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「悲愴」
チャイコフスキー 最後の交響曲。

チャイコフスキー大好きです。
聞いている分には。
でも演奏するとなると…なんですかーこれは!
とツっこみたくなるところが多くて大変です。

「悲愴」で言うと なんと言っても四楽章!
なんですかーーーこれはっっ!!ですよ、まったく。

聞いているだけだと 普通にメロディーが流れているように思えますが、
実は 1stVn+Vcと 2ndVn+Vaがそれぞれ1音ずつ交互にメロディー部分を弾いているんです。
1音ずつですよ!
カエルの歌で例えると 「ドレミファミレド」のメロディーを
1stVn+Vcが 「 ドーミ ー ミード」 で
2ndVn+Vaが 「ーレーファーレー」 というふうに弾くってことです。

ありえなーーい ありえない!です。
弾きづらい。
合わせづらい。
つらいつらい の 「悲愴」です。

しかしなんでこんなことを チャイコフスキー氏はなさったのかと言うと、
どうやら パートの配置位置が関係あるようなのです。

現在の多くのオケは指揮者から見て 左から1stVn 2ndVn Va Vc という風に並んで演奏しています。
が、本来チャイコフスキー氏が作曲された時代のオケは
左から 1stVn Vc Va 2ndVn という風に並んでいたのだとか。
これをヨーロッパ形式というそうですが、
悲愴四楽章はこの並びだからこそ効果が出てくる音楽になっているのだそうです。

交互にメロディーを弾く→音が左側と右側から交互に聞こえてくる
ということになる わけ。・・・成功すればね。

これは聞いている人からすると 大変な驚きと感動を得られる効果なんだそうです。
で、今回の客演指揮者先生はこの効果を狙ってヨーロッパ形式で並ぶよう指示なさいました。
はぁ。いいんですけどね、
演奏している者にとってはあんまりその効果がわからない、とか
真後ろからキンキン音のフルートの音が突き刺さって怖いとか、
そんなこと言いません。

けど
譜めくりがしづらい! んですよ!
この並びはーー!
いつもの並びだと トップ、”オモテ”の人が左。
譜めくりする”ウラ”の人が右なので、
右から左にページをめくるのも、
右手にある弓を持ちながらの譜めくりも Allオッケィ。
しかし それがヨーロッパ形式だと全て逆!
トップが右で左の人間が体を伸ばして 譜めくりしなくてはいけない。
だぁーーーっ すっごく不便。
やだなーもーー。

という感じで、音楽のことではなく そんなくだらないことで悩む
某オケ Vcパート員の雄叫びでした。

「悲愴」オケの並び方についての詳しいお話はコチラで
>>「三浦研の発見録」http://www.hinocatv.ne.jp/~funabach/
悲愴四楽章の謎を解く:http://www.hinocatv.ne.jp/%7Efunabach/hisou.htm

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この件に関して、以前、作曲家の池辺晋一郎氏が、サラウンド効果を狙ったものですね、と言っておられたが、まさにアナログ・サラウンドという言葉がピッタリだと思う。ただ、実際にホールで聞いたとしても、よほど前方の席でないと判らないのではないかと思います。
七代目孫左衛門
2005/02/10 23:48
これはこれは 以前「花粉キター」にトラックバックくださった七代目孫左右衛門さまではありませんか。コメントありがとうございますー。
そうなんですよね、実際にその効果が判るかどうかも定かではないらしいんですよね。だけどこの配置で並んで弾かなければいけないこの辛さ・・・。ウチが弱小アマオケなので指揮者先生もリクエストしやすかったのだと思います。とほほ。
たこわさ
2005/02/11 21:31

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